減少から増加へ転換　中國の4月輸出が8.2％増

人民網(wǎng)日本語版　2020年05月08日14:01

中國の貨物貿(mào)易の輸出は第1四半期（1-3月）に2けたマイナスに陥ったが、4月には回復(fù)して増加に転じた。稅関総署が7日に発表したデータによると、4月の輸出は前年同期比8.2％増加した。新華社が伝えた。

データをみると、4月の対外貿(mào)易輸出入額は2兆5千億元（1元は約15.0円）で、前年同期比0.7％減少と微減した。うち輸出は1兆4100億元で同8.2％増加、輸入は1兆900億元で同10.2％減少、輸出から輸入を差し引いた貿(mào)易収支は3181億5千萬元の黒字で、黒字額は前年同期の3.6倍になった。

1-4月をみると、対外貿(mào)易輸出入額は9兆700億元で同4.9％減少し、減少率は1-3月を1.5ポイント（p）下回った。うち輸出は4兆7400億元で同6.4％減少、輸入は4兆3300億元で同3.2％減少、貿(mào)易収支は4157億元の黒字で、黒字額は同30.4％減少した。

貿(mào)易パートナーをみると、ASEANが引き続き中國の1番目の貿(mào)易パートナーの座を保った。1-4月の中國-ASEAN貿(mào)易額は1兆3500億元で同5.7％増加し、中國の対外貿(mào)易の14.9％を占めた。中國-歐州連合（EU）貿(mào)易額は1兆2300億元で同6.5％減少し、対外貿(mào)易の13.6％を占めた。中米貿(mào)易額は9584億6千萬元で同12.8％減少し、対外貿(mào)易の10.6％を占めた。中日貿(mào)易額は6656億8千萬元で同2.1％減少し、対外貿(mào)易額の7.3％を占めた。1-4月には中國と「一帯一路」（the Belt and Road）沿線國との輸出入額が合計2兆7600億元に上り、同0.9％増加し、対外貿(mào)易額に占める割合は同1.7p上昇の30.4％に達(dá)した。

対外貿(mào)易のマーケットエンティティをみると、1-4月には、民間企業(yè)の輸出入額が3兆9200億元で同0.5％増加して、対外貿(mào)易総額の43.2％を占め、前年同期より2.3p上昇した。民間企業(yè)は対外貿(mào)易の最大のマーケットエンティティとして、その強(qiáng)靱性を十分に示したといえる。

データによれば、1-4月には電気機(jī)械製品や衣類などの輸出が減少し、繊維製品の輸出は増加した。具體的な數(shù)字をみると、電気機(jī)械製品の輸出額は2兆7900億元で同5.9％減少して、輸出の58.8％を占めた。衣類の輸出額は2051億元で同20.2％減少した。同期にはマスクを含む繊維製品の輸出額が2613億元に上り、同5.9％増加した。

対外経済貿(mào)易大學(xué)國際研究院の荘■（草かんむりに內(nèi)）副院長は、「4月の輸出が反転上昇したのは積極的なシグナルで、中國経済の強(qiáng)い強(qiáng)靱性と外部市場のメイド?イン?チャイナ（中國製造）に対する強(qiáng)大なニーズを明らかにした。しかし輸出の単月での反転上昇は長期的なトレンドを示すわけではなく、4月の輸入の目に見える減少傾向は懸念される。総合的にみて、中國対外貿(mào)易の発展はなお複雑で厳しい情勢に直面しており、対外貿(mào)易安定の取り組みを引き続き強(qiáng)化する必要がある」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月8日